こんにちは、商品管理部の山中です。余合ホーム&モビリティでは昨年以上に積極的なSDGs活動に取り組んでおります。その一環として、社員全体周知のためにSDGsに関するレクリエーションの場が設けられました。
レクリエーションでは「2030 SDGs(ニイゼロサンゼロ エスディージーズ)」というカードゲームを体験することができました。チームごとに目標値が定められ、お金や時間を投資して様々なプロジェクトを実行するカードゲームでした。各チームの活動内容により、経済・環境・社会の3つの側面で全チームが根付いている仮想世界にどのような影響を与えているのかを可視化できたゲームでした。
私のチーム目標は経済中心のお金稼ぎとのことで、前半の部で概ね目標を達成することができました。それとの引き換えに環境保全ポイントと社会幸福ポイントの衰退があからさまになり、経済発展ポイントのみが突出したバランスの悪い世界になってしまったことに気付かされました。それはきっと生きづらい社会なんだろうと想像する事ができました。後半の部に入るにあたり、全体で我々が生きている仮想世界の実情を認知する時間が設けられました。立ち止まることにより、チーム目標達成を前提にしながらでも、他の価値観を持ったチームとの協調が可能であることに気付かされました。我々が根付いているゲーム内の仮想世界の状況を改善するためには他チームとの利害関係を尊重した取引交渉が必要になってきました。私だけのチームでやれることには限定的だと知ることができました。前半の部では高度成長しながら目標値を追っていたわけですが、後半の部では緩やかな成長に切り替えながら目標値を達成することができました。他のチームと協調することで、経済成長ポイント・環境保全ポイント・社会幸福ポイントがバランス取れた仮想世界を皆様と築き上げることができました。過度な成長には犠牲があることを改めて本カードゲームで認知することができました。
現実の世界では、労働力・資金力・技術力という資産があると解釈しております。それぞれが持っているものを有効活用する未来があっていいと感じることができました。カードゲームの仮想世界で環境や社会を良くするために活動していた他チームと交流することができたのですが、そのチームは資金が足りず、借金をしながら目標達成を必死に目指していました。現実の世界でも似たような事情を抱えながら、より良い世界形成を目指している団体があると思っております。
SDGsという言葉を耳にするようになってからしばらく経ちました。恥ずかしながら、今回のレクリエーションに参加するまでSDGs理念への意識は乏しく、単に環境に優しい生き方をするのがSDGsだと受けとめていました。今回のカードゲームを通じて、一段と深くSDGsの理念を知ることができ、壊れかけている世界を修復するために多くの企業が立ち上がっていることを知る事ができました。
今後は私個人として何ができるのか、そして社会人として何ができるのかをしっかり考えていきたいと思います。YGG(余合グループ)のみんなで作り上げた宣言書を読み返し、その志を少しづつ体現できればと思っております。