貴社製品に“即効性”と“持続性”のある抗ウイルス・抗菌機能という新たな価値をご提供します。
様々な成形部品として、エンベロープ有り(新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスなど)とエンベロープ無し(手足口病やノロウイルス等)ウイルスに対しての衛生環境を整えることができます。
即効性のある抗ウイルス性能
SIAA抗ウイルス規格要求値は24時間後の99%減少に対し、当社品は1~2時間で達成する事が可能です。
持続性のある抗ウイルス性能
銅イオンを主原料とした抗ウイルス性能が樹脂内に均一ブレンドされるため、樹脂表層が露出されている限り、抗ウイルス効果は長期間持続されます。
抗ウイルスPPペレットの想定用途
衛生環境向上としての各種取っ手の抗ウイルス化
オフィス家具デザインを損なわない抗ウイルス成型部品の組込み
基本色:ベージュ系色
抗ウイルスABSペレットの想定用途
湿気に強い特性を活かしたエアコン内部部品
湿気に強い特性を活かしたバイオフィルム防止ネット
湿気に強い特性をいかした液体コンテナの抗ウイルス化
基本色:ブラウン系色
抗ウイルス性試験結果(エンベロープ有り)
開発品は、2時間感作後の感染価がPP ナチュラル品と比較して99.9%以上減少した。
【実施日】2022年9月2日~2022年9月8日
【試験材料】PPナチュラル、開発品
【試験内容】ISO21702:2019 に準拠
【試験概要】
・試験ウイルス:A 型インフルエンザウイルス(H3N2、A/Hong Kong/8/68)
・宿主細胞:MDCK 細胞(イヌ腎臓由来細胞株)
・反応条件:25℃、1~2 時間
・洗い出し液:SCDLP 培地
・感染価測定法:プラーク法
【試験操作】
a) サンプル片(5×5 cm)をシャーレ底面に貼り付けた。
b) ウイルス液400 μL をサンプル片上に接種し、PET フィルム(4×4 cm)を被せた。
c) 25℃下で1~2 時間静置した。
d) 洗い出し液10mL を添加し、ピペッティングにてウイルスを洗い出した。
e) 洗い出し液中のウイルス感染価をプラーク法にて測定した。
【試験結果】
試料 | 静置時間 | ウイルス感染価(log PFU/㎠) | 抗ウイルス活性値 | 減少率(%) |
PPナチュラル | 1時間 | 5.42 | – | – |
開発品 | 1時間 | 3.53 | 1.9 | 98.7 |
PPナチュラル | 2時間 | 5.37 | – | – |
開発品 | 2時間 | 2.25 | 3.1 | 99.9 |
PPナチュラル | 0時間 | 5.5 | – | – |
接種ウイルス数 | 0時間 | 5.63 | – | – |
抗ウイルス性試験結果(エンベロープ無し・ネコカリシウイルス)
開発品は、1 時間感作後の感染価がPP ナチュラル品と比較して99.9%以上減少した。
【実施日】2022年9月2日~2022年9月8日
【試験材料】PPナチュラル、開発品
【試験内容】ISO21702:2019 に準拠
【試験概要】
・試験ウイルス:ネコカリシウイルス(Feline calicivirus F-9)
・宿主細胞:CRFK 細胞(ネコ腎臓由来細胞)
・反応条件:25℃、1~2 時間
・洗い出し液:SCDLP 培地
・感染価測定法:プラーク法
【試験操作】
a) サンプル片(5×5 cm)をシャーレ底面に貼り付けた。
b) ウイルス液400 μL をサンプル片上に接種し、PET フィルム(4×4 cm)を被せた。
c) 25℃下で1~2 時間静置した。
d) 洗い出し液10mL を添加し、ピペッティングにてウイルスを洗い出した。
e) 洗い出し液中のウイルス感染価をプラーク法にて測定した。
【試験結果】
試料 | 静置時間 | ウイルス感染価(log PFU/㎠) | 抗ウイルス活性値 | 減少率(%) |
PPナチュラル | 1時間 | 5.01 | – | – |
開発品 | 1時間 | 1.65 | 3.4 | 99.956 |
PPナチュラル | 2時間 | 4.94 | – | – |
開発品 | 2時間 | 0.8 | 4.1 | 99.993 |
PPナチュラル | 0時間 | 5.57 | – | – |
接種ウイルス数 | 0時間 | 5.88 | – | – |